2015年 08月 02日
週刊Marquess |
今日は良い天気でしたね~何だか久しぶりに朝からまともに陽を拝んだ気がして、ロードバイクで走りに行ってしまいました。
さて、今日は日曜日ですので、「週刊Marquess」です(笑)
以前ブログで「ビスポークシューズの注文~完成の流れ」をご紹介しましたが、今回は木型にアッパーを吊り込んでいる状態の珍しい写真をご紹介します。製作中の靴の姿ってあまり見る事が無いですよね。
まず最初は完成した木型にアッパーを吊り込んでいる作業の途中です。
写真を見て気が付かれる方もいるかもしれませんが、黒い革の内部が白いですよね。これはクロム鞣しのカーフの特徴です。
この革は、過去に最高級のBox Calfを生産していましたが、惜しまれつつも廃業したsの「Carl Freudenberg(カール フロイデンベルグ)」のBox Calfです。MarquessではCarl Freudenbergのデッドストックの革(勿論最高クラスの品質です)も何種類か持っています。今となっては非常に希少ですので、ご注文は早いもの勝ちです(笑)
次は吊り込まれたアッパーにこれから底を付けるところです。
ちなみに、どんなに高額であっても、殆どの既製靴はここまでの「吊り込み」とここからの「底付け」の作業は機械で行います。もちろん、機械作業が悪いというわけではないのですが、足型に沿って作られた木型に革を吊り込む作業とギリギリまで攻め込んだ底付けの作業は機械には出来ません。従いまして、全ての作業が手仕事となっています。その精度や必要となる技術というのは既製靴とは全く別次元になります。
この「手仕事」こそビスポークシューズが高価になってしまう由縁でもあるのですが、一度「本物の技術で作られたビスポークシューズ」を履いていただければ、その価格にも納得して頂けると思います。
そして、全て手仕事にて底が付けられた靴が完成します。
靴という製品としても素晴らしい出来なんですが、履いてみるとさらなる感動が待っています。
なお、これらの写真は以前私が注文した靴になりますが、トゥの形状や細かい仕様は私個人の誂え服によく合う好みに作ってもらっています。そういったパーソナルな部分も、川口氏とじっくり話し合い、仮縫いを経て、お客様のお好みの仕様に仕上げていって頂きたいと思っております。
そんなMarquessのビスポークシューズを是非一度お試し下さい。
8/29、30 「Bespoke Shoemaker Marquess」オーダー会
Marquess(マーキス)オーダー会
日程:8月29日 13:00~19:00 30日 10:00~16:00 完全予約制
木型:削り出しにて製作
製法:ハンドソーンウェルテッド製法
デザイン:サンプルをご覧頂きながらご相談承ります
アッパー素材:25種類以上
ソール材:英べーカー社製オークバークレザー
納期:約12ヶ月後のお渡し予定(約6ヶ月後に仮縫いあり)
価格:318,000円(税別)~ ※専用シューズキーパー28,000円(税別)
Marquess web:http://marquess-bespoke.blogspot.jp/
※採寸及びデザインのカウンセリングには1時間程度のお時間を要します。
今回の受注会は完全予約制となりますので、川口氏による対応、ご注文に際しては必ずご予約の上ご来場下さい。
Milestone 鈴木
Milestone マイルストーン
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by milestone_spk
| 2015-08-02 17:35
| 靴